早期発見と治療が命のカギ|初期の癌に気付くには

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脳の血管の奇形とその影響

相談

脳動静脈奇形は先天的な奇形だと言われています。本来なら心臓がポンプの役割をして送り出した血液は動脈を流れて枝分かれした毛細血管に行き届き、その後静脈へと流れて再び心臓へ戻るというサイクルを繰り返しています。しかし脳の動脈と静脈が直接つながってしまっているものを脳動静脈奇形と言います。脳動静脈奇形は本来なら動脈を流れる血液の圧力が毛細血管を通ることで分散されているのですが、それが勢いを持ったまま静脈へと流れてしまうので脳内出血を引き起こしてしまう大きな原因だとされています。脳内の硬膜、脳内部、脳の表面など様々なところに出来る危険性があり、薬による治療を行うことはできないという物です。日頃の生活習慣の改善で破裂リスクを軽減することが重要になります。

脳動静脈奇形による脳出血のリスクを軽減するには、生活習慣病予防が有効となります。高血圧や血中コレステロールの値が高い、肥満、糖尿などの生活習慣病があると、脳動静脈奇形が破裂してしまう可能性が高くなります。事前に検査などで脳動静脈奇形があることが分かった場合、出来る治療法としては脳動静脈奇形の全摘出です。患者さんの年齢や脳動静脈奇形が出来ている部位、大きさ、合併症などを考慮して手術するかどうかを決めます。手術が困難な場合には血管内治療で塞栓術やガンマナイフと呼ばれる放射線治療を行うなどして、将来的に破裂して脳出血を起こすリスクを軽減する治療法がとられます。これらの方法以外に積極的な治療法は現在のところないと言われています。